Keiguito ~Fútbol Ideal~

気ままにスペインサッカー、観光や文化などについて記事を上げます。

スペインサッカーから学ぶフィジカルトレーニングその4 〜3種類の強度活力(ダイナミズム)〜

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¡Hola! ¿Cómo estáis?

 

こんにちは、Keigoです。

 

今回はフィジカルトレーニングの完結編として、3種類の強度活力(ダイナミズム)について説明していきたいと思います。

 

結論から言えば、パワー、持久力、スピードに基づいて、高強度活力(アクション)/低強度活力/高強度活力(相互作用)3種類の強度活力が存在します。週末の試合へ向けて、週に3日(1種類毎選択)をこなす事によって、この理論が完成します。

 

スペインのアマチュアや育成年代は週に3回の練習(90分辺り)と週末の試合があります。また、プロやスペイン国内1部の育成年代は、それにプラス2日を疲労回復させる為の練習として扱います。

 

ところで日本の部活やクラブチームは週にどれくらいの練習がある、またはあったでしょうか?

クラブチームに関しては、チームによって分かれると思いますが、部活の場合はほぼ毎日練習があるのではないかと思います。

スポーツの競技によってプレーモデルや哲学が変わるかもしれませんが、どの部活にも根性論や〜流など科学とはかけ離れた練習をしてきたのを記憶に覚えています。

強度や疲労回復に関して無知識で、自己流と経験で思うがままに、選手達に練習をさせている指導者は多いのではないかと思います。

選手達の怪我を指導者は「お前の責任だ。お前の手入れが甘すぎる。」なんて似た様な理不尽なセリフを聞いた事、言った事、思った事があるのでは無いのでしょうか?

私がスペインで見てきたサッカー指導者達で選手の怪我に対して、責任を投げかける様な事は一度も見た事がありません。スペインで4年間生活してきて、指導の面に関して両国の差を感じました。課題があれば、改善の余地は考え方次第でいくらでもあると思います。

 

そんな感じの前提を踏まえて、3種類の強度活力に関しての理論考察を順番で説明していこうと思います。

 

・高強度活力(アクション)

  • 優先的にスペースを減らし、プレイヤーが少ない状況を使用する:戦術の基本的な状況
  • 高強度のアクション不連続短時間、および長い休息時間(回復完了)
  • 優先的な指導戦略:ウェーブ
  • 行動の変動を引き起こし、新たな調整(コーディネイティヴ)パターンの浮上を促進するために大きな変動性を伴う状況(非機械的カニズム)

 

これは主に火曜日、または水曜日の練習で扱われます。特徴としては少ないスペースと少ないプレーヤーで行われ、短時間・高強度で休憩時間を長め(3〜5分セットごと目安)。

ウェーブ=Oleada(スペイン語)と書きましたが、日本語で直訳すると波となります。要は波の様に一つの方向へ向けたプレーが終われば、また新しくプレーを始めるという意味です。

 

・低強度活力

  • 出来るだけ広いスペース多数のプレイヤーがいる状況を使用する:分野間(Intersector)の状況および完全な構造
  • 長時間かつ短い休憩時間をおいて、継続的なアクションを提示する(不完全な回復を促進するために、プレーの断続性を利用する。)
  • 優先的な指導戦略:試合形式(ゲーム)とポゼッション(他の指導的な戦略を使うことが出来る)
  • エクササイズ間の素早い移行(メニュー間のわずかな休憩)
  • 疲労が作用する大きな変動のある状況
  • 変動を引き起こし、アクションの中で状況に応じて、チームの新しいコーディネイティヴパターンの浮上を促進する。
  • プレー45分を完了するまでのセットを10分から12分

 

これは主に水曜日、または木曜日に行われます。特徴としては広いスペースと多数のプレーヤーを使って、セット毎の休みを1分から2分辺りにします。主にゲームやポゼッションを行い身体に疲労を溜めさせます。

 

・高強度活力(相互作用)

  • 非常に短い時間少ない回数多い休憩時間(完全な回復)の激しいアクションを提示する。
  • 方向転換、ジャンプ、デュエル、ブレーキなどの多くの激しい繰り返しを避けるために、優位性、抵抗の低さ不安定な要素がない状況を優先。
  • 時間とスペースに関しては、プレーヤー間の相互作用を容易にし、プレーで高い強度をもたらすスペースを使用するのが好ましい(認知サイクル- 最大速度の動作)。分野(Sector) および分野間(Intersector) の状況が望ましい。
  • 優先的な指導的戦略:ウェーブ(どんな指導戦略でも使用できる)
  • エクササイズ間の移行は一般的に遅くなります(完全な回復を促す)
  • 必要とされる集中度を軽減する(認知的疲労- 戦術)ために、選手によって内面化されている側面の働きを優先させる
  • 一般的に、より大きな不連続性がある日になる(メニュー中および/またはメニュー間)。

 

これは主に金曜日に行います。特徴としては火曜日と似てセットを短い時間、少ない回数、休憩回数を多くします。スペースに関しては火曜日とは違い、相互作用を起こさせ、高い強度をもたらすために、スペースの横幅を広く使います。一つ一つのメニューの間で完全回復を促すため休憩に関して目を向けます。

 

前回の記事で上げた週間マイクロサイクルの一部で、試合間の日数に基づいてトレーニングを利用可能な日数→回復と獲得(Acquisition)と書きましたが、正にそれがここで活きてきます。

 

掘り下げていけば、まだまだ他にも沢山の内容があるのですが、今回は主なポイントを述べていきました。サッカーに興味のある方、プレーや指導をしている方達に少しでも役に立てて頂ければ嬉しいです。

 

これでフィジカルトレーニング編を完結しようと思います。次回からは集団プレー編をメインに記事を上げていきます。合間に他のサッカーに関する記事やバルセロナの観光記事を載っけるかもしれません。

 

これからもブログの観覧をお願いします!

 

 

それでは、¡Chao!

 

 

参考文献

Pol, R.; (2011). La preparación ¿Física? en el fútbol. El proceso de entrenamiento desde las ciencias de la complejidad. Barcelona: MC Sports

 Tamarit, X. (2012). ¿Qué es la “Periodización Tàctica”? Vivenciar el <<juego>> para condicionar el Juego. Vigo: MC Sports

Oliveira, B., Amieiro, N., Resende, N., y Barreto, N. (2011). Mourinho: ¿Por qué tantas victorias?. Vigo: MC Sports

Tamarit,X.(2013).PeriodizaciónTàcticaVSPeriodizaciónTàctica.MBF

Apunts màster en alt rendiment en esports col·lectius.

 

*以下に今回の記事内容の一部がこの本に含まれています。フィジカルトレーニングに関する大事な内容が沢山含まれていますが、理解に手こずる事が多々あるので、目的が無ければあまりオススメ出来ません。ですが、モチベが高く学びたいなって方にはオススメです!

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