Keiguito ~Fútbol Ideal~

気ままにスペインサッカー、観光や文化などについて記事を上げます。

スペインサッカーから学ぶフィジカルトレーニングその2 〜6つのストラクチャー〜

 

¡Hola! ¡Muy buenas!

皆さんこんにちは!

 Keigoです。

¡Muy buenas!とは英語でVery good!と直訳して、とても良いね!みたいなニュアンスをスペイン語圏の人たちは挨拶として使います。

スペインに来たての頃は何じゃそりゃ?って、文化や国の違いを直訳した単語から味わいました。

 

フィジカルトレーニングその1が長い記事だったので、読者のアドバイスもあり二分割しました!

 

前回を振り返ると、マイクロサイクル(週間メニュー)を作成するのに当たって、4つの要素が練習メニューを発展させる為に必要になると、説明しました。

・フィジカルトレーニン

・心理学

・テクニック(技術)

・タクティック(戦術)

 

フィジカルトレーニングに当たって、練習メニューを作成していくのに利用される2種類のイデア(アイデア・理想)があります。

 ・生物学的イデア

科学的、分析的な視点を持って4つの要素を効率的に孤立させて、選手とチームに合わせてメニューを作成する。フィジカルまたは条件付きの構成を重視したメニューを作成する。

 ・全体的イデア

全体的に4つの要素を結合させ、練習の過程で相互作用を形成して効率的に行う事。

認知的または戦術的な構成での練習の重視。

 まとめると前者は分析的に4つの要素を孤立させる(フィジカルトレーニング+心理学+テクニック+タクティック)、後者は全体的に4つの要素を結合させる(フィジカルトレーニング÷心理学÷テクニック÷タクティック)。

 

ここで構成と言う単語について、んっ?と思った方達がいらっしゃると思います。これについて少しずつ説明していきます。

英語で言うとストラクチャー(Structure)、スペイン語でEstructuraと構造・構成・組織みたいな意味合いになります。

以下からはストラクチャー(構造)の単語を使用していきます。

 

 セイルーロ(バルセロナの元フィジカルコーチ)以下でストラクチャーについてこう唱えています。

「活力システムとしてのスポーツ選手の判断力は、同時に相互作用し合い、相互依存してストラクチャーを形成すると提案する」(Seirul・lo , 2002)

直訳すると、難しい文章になりますが、相互関係こそが、特殊な環境下と選手が相互関係を作り上げるきっかけになると、サッカー選手のパフォーマンスと発展に基づいて言及しています。

活力システム(ダイナミズムシステム)とは?と思う方がいると思うのでシンプルに説明します。

それは具体的にある目的に到達する為に、相互作用し合う部分の集合体です。

 ちなみにセイルーロに関して、マニアックな方々は知っているかも知れませんが、ヨハンクライフと言う、FCバルセロナで選手・指導者として大活躍した彼の指導者時代の右腕を務めていたフィジカルコーチです。また、ペップ・グアルディオラバルサ黄金期へ多大な影響を与えました。

  ストラクチャーはどんなスポーツ選手にも、以下の6種類が当てはまり、例えで言うとウイイレサッカーゲームの能力値をゲージとして表した様なイメージです。私の学校ではラジオ放送(一人の選手)を聞くために6種類のヘルツを調整して、聞き取るみたいな例えで習いました。

 

 ・認知ストラクチャー

  ・アクションの可能性を識別するために、プレイヤーが環境から受け取る刺激を得て処理する部分である。

  ・コンテクストによって提供される変化に能率かつ効率的に対応できるようにするために、意味のある情報を認識し理解することが必要である。

この能力の長けた選手を例えるとシャビ・エルナンデスみたいなプレーヤーで視野が広く、情報処理能力に長けている様な能力です。

 ・連携・調整(コーディネート)ストラクチャー

  ・思った形の動きの実行をする部分。

  ・同じアクションでの行動の空間と時間(知覚- 行動サイクル)をコントロールされなければならない。

このストラクチャーに関する特徴的な選手を例えると、ジダンの様に思った事を、プレーとして身体で表現する、運動神経の高さを見せつける能力です。

 ・条件付き(コンディション)ストラクチャー

  ・プレーヤーの活動の発達とフィジカル土台となる構造。それらの値はパワー、スピード、持久力に関係している。

エンバペやベイルの様に身体能力や瞬発性が伴った能力です。これに長けている選手達は超人と例えるのもアリかもしれません。

 ・環境関係(ソーシャルアフェクティブ)ストラクチャー

  ・プレーヤーとチーム内の他のメンバーとの間にある関係の構造。

これに長けた選手達はキーパーに多い傾向ですが、元バルサキーパーのピント、元スペイン代表キーパーのぺぺ・レイナの様なプレーの実力もありますが、チームをまとめれるムードメーカーみたいな意味合いを持った能力になります。

 ・感情意思ストラクチャー

  ・プレーヤー自身の個の認識部分

  ・プレーヤーは指導者が提案したメニューに対して何をしようとしているのかを理解しなければならない(感情と感情の重要性)。

置かれた状況の中で監督が何を誘発したいのかを理解する能力です。

 ・クリエイティブ・表現力ストラクチャー

  ・スポーツ活動において自身を投影することを可能にさせる。

 自身のアイデンティティ(独自性)を引き出せる能力みたいな意味合いです。

 

 6つのストラクチャーはそれぞれまとめると、情報処理能力、運動神経、身体能力、心理的な要素、感情意思、クリエイティブさなど、プレーを発展させるに当たって必要なゲージとなります。選手によって長けている部分や欠けている部分があります。大事なことはそれらのストラクチャーを理解して、どんな選手なのかを客観的に見てみるのも改善する為の方法となるかもしれません。

 

 

フィジカルトレーニング第2編はここまでにします。

 

次回をお楽しみにお待ちして下さい。

 

それでは、Hasta pronto!

 

 

参考文献

・Pol, R.; (2011). La preparación ¿Física? en el fútbol. El proceso de entrenamiento desde las ciencias de la complejidad. Barcelona: MC Sports

 

・Tamarit, X. (2012). ¿Qué es la “Periodización Tàctica”? Vivenciar el <<juego>> para condicionar el Juego. Vigo: MC Sports

・Oliveira, B., Amieiro, N., Resende, N., y Barreto, N. (2011). Mourinho: ¿Por qué tantas victorias?. Vigo: MC Sports

・Tamarit,X.(2013).PeriodizaciónTàcticaVSPeriodizaciónTàctica.MBF

Apunts màster en alt rendiment en esports col·lectius.

 

*以下に今回の記事内容の一部がこの本に含まれています。フィジカルトレーニングに関する大事な内容が沢山含まれていますが、理解に手こずる事が多々あるので、目的が無ければあまりオススメ出来ません。ですが、モチベが高く学びたいなって方にはオススメです!

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