Keiguito ~Fútbol Ideal~

気ままにスペインサッカー、観光や文化などについて記事を上げます。

リーガエスパニョーラへの道のり 〜メソッド論その1〜

f:id:Keiguito:20190418060322p:plain

 

¡Hola! ¿Cómo estáis?

 

Keigoです!

 

大事な試験や実習がいくつか続いて、記事の投稿するまでの期間が長引きました。

 

以前まではフィジカルトレーニングのみに焦点を当てて、記事を投稿し続けましたが、これからランダムに学校で学んでいる記事や、現地(スペイン・カタルーニャ)について皆さんへ情報を広めていこうと考えています。

 

今回は私の学校で学んでいるメソッド論について紹介していきます。

 

では、早速質問です。皆さんはスペインサッカーで使われるメソドロジー(方法論)=Metodología(スペイン語)と聞いたら、何を想像するでしょうか?

 

試合について?

練習に関係する理論?

バルサっぽいな〜

などなど、色んな想像されるのかもしれません。

 

では、結論から言います。

 

スペインサッカーで使われるメソッド論とは、

“選手(能力)を向上させ、スポーツパフォーマンスを獲得することを目的とした、選手とチームの個人、および集団の能力の最適化したプロセスである。“

 

皆さんは「なぜサッカーに練習メニューが存在するの?」って考えた事があるでしょうか?

「サッカーはゲーム(試合形式)の練習さえやってれば上手くなるんじゃないの?」

そんな事を私はよく考えていました。

 

ですが、この学問の授業が始まってから、その考えが変わり始めました。

 

サッカーは野球や武道などと違って、技術的に焦点を当てるだけでなく、集団でプレーする中、認知機能→意思決定→実行能力が必要な要素となります。

 

この3つの要素を伸ばす為には、試合形式のトレーニングだけでは、パフォーマンスや能力の向上の為の効率性が低くなります。

なぜ、それらが重要かと言うと、技術的なミスよりもサッカーの中で一番ミスが多いからです。

 

 

次はメソッド論で考慮される、レーニングの目的について紹介していきたいと思います。

 

一つ目はプレーアイデアです。

 

これは、テクニックの要素が含まれ、プレーの構成を向上する為と言われます。

 

ここ二週間の間、学校の3人の先生と会話して、「日本人には何が足りない?また、どんな事が得意なの?」と質問しました。

 

3人とも口を揃えて、日本人は皆んなテクニックのレベルは凄い高い。ただ、表現力や創造性(クリエイティビティ)が低いと言っていました。恐らく、現地でサッカーのプレーや指導などしている日本人達の大半は、そう感じるのではないかと思います。

 

それは、日本の文化や形式(スタイル)で、上の立場の人を逆らえないと言うのが大きく影響して、形式的、または機械の様にマニュアル内では精度が高く緻密に行えるが、イレギュラーの場面や型を外さないといけない場合の応用力や適応力が低いのではないかと考えています。

 

二つ目は技術的なジェスチャーの実行を改善する。

 

これは、戦術的な要素が含まれます。

 

また、この話も先生達との話になりますが、日本人は1対0は得意ですが、戦術に含まれる1対1、1対2、2対1がスペイン人の選手達と比べて、不得意だと言っていました。

サッカーは11対11のスポーツで、常に分けられた3種類のゾーン(次回辺りの記事で紹介します)で1対1、1対2、2対1の駆け引きが行われます。もし、11対0でサッカーを綺麗に見せるアピールの大会であれば、日本人は世界大会でもブラジル人達と同等に競い合えるかもしれません。しかし、私達がやりたいのは、11対11のスポーツです。

 

日本人の技術で、サッカー(ドリブル、パス、リフティングなど)やテクノロジーの様な繊細な面は、世界的にトップですが、駆け引きや交渉事になると、劣ってしまします。

しかしながら、改善は可能です。要は客観的な事実と弱みを受け入れて、レベルの優っている国や文化やスタイル(形式)から学んでいけばいいのです。

 

三つ目はフィジカル能力を発達させる。

 

これはそのまんま言っている事です。ウォーミングアップ、ボールを使ったトレーニング(フィジカルトレーニング含む)、ジムなどで、試合に使える適切なコンディションを作り上げる事です。

パフォーマンスを伸ばす為の理論がいくつかありますが、近日学校で習っていることを紹介しようと思います。

 

最後に、四つ目は心理学的に選手を向上させる。

 

これは最近、スペインや世界中のスポーツで重要視される要素となりました。人間は機械ではないので、常に感情が付きまといます。日本や中国の漢字に喜怒哀楽、喜びと怒りと悲しみと楽しみと言われる四字熟語が存在する様に、内部と外部から色んな情報を脳で処理をして実行へと移します。

学校でPsicopetagología(精神教育学)を勉強していますが、授業と実習を経験するにあたって、ストレスや不安がどう生じていくのか、また、それをどう心理的に重要性を改善していくのかを習いました。この重要性も近日他の記事で紹介します。

 

 

まとめると、メソッド論のレーニングの目的

  • プレーアイデア。← Táctica(戦術)
  • 技術的なジェスチャーの実行を改善する。←Técnica(技術)
  • 身体能力を発展させる。← Preparación física(フィジカルトレーニング)
  • 心理学的に選手を向上させる。← Psicología(心理学)

 

 

ブログの成長が必要で説明が足りない事が多々ありますが、少しずづ記事を増やして皆さんの役に立てる様に励みたいと思います。

 

 

それでは、Fins aviat!

 

今回はカタルーニャ語で「またね」と言う意味です!

 

 

参考文献

Cano, O. (2010). El Modelo de Juego del FC Barcelona. Pontevedra. MC Sports.

Casáis, L.; Domínguez, E; Lago, C. “Fútbol Base. El entrenamiento en categorías

de formación”. MCSports 1a ed. 2009

Castelo, J. (1994). Fútebol. Modelo técnico-tàctico de jog., Lisboa. Ediçoes FMH

Castelo, J. (1996). Fútebol. A organizaçao de jogo. Lisboa. Ediçao do autor

Castelo, J. (1996). Fútebol. Estructura y dinámica del juego. Barcelona. Inde.

Cervera, A. (2011). Modelo organizacional estrategico del entrenamiento del futbol. Pontevedra. MCSports.

Fernadez, D. (2012). Modelo de juego del 1-4-2-3-1 aplicado al futbol de rendimeinto. Apunts no publicats.

Garganta, J. (1997). Para una teoría de los juegos deportivos colectivos. En A. Graça y J. Oliveira (eds). La enseñanza de los juegos deportivos, pp 9-23, Barcelona. Paidotribo

Garganta, J. (1997). Modelaçao táctica do jogo de futebol. Estudo da organizaçao da fase ofensiva em equipas de alto rendimiento, Tesis doctoral no publicada, Porto. Universidade de Porto.

Gréhaigne, J.F. (2001). La organización del juego en el fútbol, Barcelona. INDE

Lopez, MA. (2001). Fútbol: Los sistemas tácticos. Interpretación y aplicación. Madrid. Ed. Deportiva S.L.

Motreno, R. (2013). Mi “receta” del 4-4-2, (Futbol Professional). Barcelona. Futbol de Libro.

Oliveira, B. (2007). Mourinho ¿Por qué tantas victorias?. Pontevedra. MCSports.

Queiroz, C. (1986). Estructura e organizaçao dos exercicios de treino en futebol., Lisboa. Federaçao Portuguesa de Futebol

Sans, A; Frattarola, C. (2009) “Los Fundamenntos del Fútbol –Programa AT3-”. Pontevedra. Ed. MCSports 1a ed. 

 

スペインサッカーから学ぶフィジカルトレーニングその4 〜3種類の強度活力(ダイナミズム)〜

f:id:Keiguito:20190325013509p:plain

 

¡Hola! ¿Cómo estáis?

 

こんにちは、Keigoです。

 

今回はフィジカルトレーニングの完結編として、3種類の強度活力(ダイナミズム)について説明していきたいと思います。

 

結論から言えば、パワー、持久力、スピードに基づいて、高強度活力(アクション)/低強度活力/高強度活力(相互作用)3種類の強度活力が存在します。週末の試合へ向けて、週に3日(1種類毎選択)をこなす事によって、この理論が完成します。

 

スペインのアマチュアや育成年代は週に3回の練習(90分辺り)と週末の試合があります。また、プロやスペイン国内1部の育成年代は、それにプラス2日を疲労回復させる為の練習として扱います。

 

ところで日本の部活やクラブチームは週にどれくらいの練習がある、またはあったでしょうか?

クラブチームに関しては、チームによって分かれると思いますが、部活の場合はほぼ毎日練習があるのではないかと思います。

スポーツの競技によってプレーモデルや哲学が変わるかもしれませんが、どの部活にも根性論や〜流など科学とはかけ離れた練習をしてきたのを記憶に覚えています。

強度や疲労回復に関して無知識で、自己流と経験で思うがままに、選手達に練習をさせている指導者は多いのではないかと思います。

選手達の怪我を指導者は「お前の責任だ。お前の手入れが甘すぎる。」なんて似た様な理不尽なセリフを聞いた事、言った事、思った事があるのでは無いのでしょうか?

私がスペインで見てきたサッカー指導者達で選手の怪我に対して、責任を投げかける様な事は一度も見た事がありません。スペインで4年間生活してきて、指導の面に関して両国の差を感じました。課題があれば、改善の余地は考え方次第でいくらでもあると思います。

 

そんな感じの前提を踏まえて、3種類の強度活力に関しての理論考察を順番で説明していこうと思います。

 

・高強度活力(アクション)

  • 優先的にスペースを減らし、プレイヤーが少ない状況を使用する:戦術の基本的な状況
  • 高強度のアクション不連続短時間、および長い休息時間(回復完了)
  • 優先的な指導戦略:ウェーブ
  • 行動の変動を引き起こし、新たな調整(コーディネイティヴ)パターンの浮上を促進するために大きな変動性を伴う状況(非機械的カニズム)

 

これは主に火曜日、または水曜日の練習で扱われます。特徴としては少ないスペースと少ないプレーヤーで行われ、短時間・高強度で休憩時間を長め(3〜5分セットごと目安)。

ウェーブ=Oleada(スペイン語)と書きましたが、日本語で直訳すると波となります。要は波の様に一つの方向へ向けたプレーが終われば、また新しくプレーを始めるという意味です。

 

・低強度活力

  • 出来るだけ広いスペース多数のプレイヤーがいる状況を使用する:分野間(Intersector)の状況および完全な構造
  • 長時間かつ短い休憩時間をおいて、継続的なアクションを提示する(不完全な回復を促進するために、プレーの断続性を利用する。)
  • 優先的な指導戦略:試合形式(ゲーム)とポゼッション(他の指導的な戦略を使うことが出来る)
  • エクササイズ間の素早い移行(メニュー間のわずかな休憩)
  • 疲労が作用する大きな変動のある状況
  • 変動を引き起こし、アクションの中で状況に応じて、チームの新しいコーディネイティヴパターンの浮上を促進する。
  • プレー45分を完了するまでのセットを10分から12分

 

これは主に水曜日、または木曜日に行われます。特徴としては広いスペースと多数のプレーヤーを使って、セット毎の休みを1分から2分辺りにします。主にゲームやポゼッションを行い身体に疲労を溜めさせます。

 

・高強度活力(相互作用)

  • 非常に短い時間少ない回数多い休憩時間(完全な回復)の激しいアクションを提示する。
  • 方向転換、ジャンプ、デュエル、ブレーキなどの多くの激しい繰り返しを避けるために、優位性、抵抗の低さ不安定な要素がない状況を優先。
  • 時間とスペースに関しては、プレーヤー間の相互作用を容易にし、プレーで高い強度をもたらすスペースを使用するのが好ましい(認知サイクル- 最大速度の動作)。分野(Sector) および分野間(Intersector) の状況が望ましい。
  • 優先的な指導的戦略:ウェーブ(どんな指導戦略でも使用できる)
  • エクササイズ間の移行は一般的に遅くなります(完全な回復を促す)
  • 必要とされる集中度を軽減する(認知的疲労- 戦術)ために、選手によって内面化されている側面の働きを優先させる
  • 一般的に、より大きな不連続性がある日になる(メニュー中および/またはメニュー間)。

 

これは主に金曜日に行います。特徴としては火曜日と似てセットを短い時間、少ない回数、休憩回数を多くします。スペースに関しては火曜日とは違い、相互作用を起こさせ、高い強度をもたらすために、スペースの横幅を広く使います。一つ一つのメニューの間で完全回復を促すため休憩に関して目を向けます。

 

前回の記事で上げた週間マイクロサイクルの一部で、試合間の日数に基づいてトレーニングを利用可能な日数→回復と獲得(Acquisition)と書きましたが、正にそれがここで活きてきます。

 

掘り下げていけば、まだまだ他にも沢山の内容があるのですが、今回は主なポイントを述べていきました。サッカーに興味のある方、プレーや指導をしている方達に少しでも役に立てて頂ければ嬉しいです。

 

これでフィジカルトレーニング編を完結しようと思います。次回からは集団プレー編をメインに記事を上げていきます。合間に他のサッカーに関する記事やバルセロナの観光記事を載っけるかもしれません。

 

これからもブログの観覧をお願いします!

 

 

それでは、¡Chao!

 

 

参考文献

Pol, R.; (2011). La preparación ¿Física? en el fútbol. El proceso de entrenamiento desde las ciencias de la complejidad. Barcelona: MC Sports

 Tamarit, X. (2012). ¿Qué es la “Periodización Tàctica”? Vivenciar el <<juego>> para condicionar el Juego. Vigo: MC Sports

Oliveira, B., Amieiro, N., Resende, N., y Barreto, N. (2011). Mourinho: ¿Por qué tantas victorias?. Vigo: MC Sports

Tamarit,X.(2013).PeriodizaciónTàcticaVSPeriodizaciónTàctica.MBF

Apunts màster en alt rendiment en esports col·lectius.

 

*以下に今回の記事内容の一部がこの本に含まれています。フィジカルトレーニングに関する大事な内容が沢山含まれていますが、理解に手こずる事が多々あるので、目的が無ければあまりオススメ出来ません。ですが、モチベが高く学びたいなって方にはオススメです!

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

バルセロナフィジカルトレーニングメソッド [ ラファエル・ポル ]
価格:2484円(税込、送料無料) (2019/3/30時点)

楽天で購入

 

 

 

#バルセロナ#Barcelona #スペインサッカー#サッカー指導者#サッカー留学#サッカープレーヤー#サッカー選手

スペインサッカーから学ぶフィジカルトレーニングその3 〜週間マイクロサイクル〜

 

¡Hola! ¿Cómo estaís?

 

こんにちは!

Keigoです。

 

今回は前回のフィジカルトレーニングに続き、新しいテーマを紹介していきたいと思います。

 

今回のテーマは週間マイクロサイクルです。

結論から言うと、毎週末の試合へ向けて、疲労蓄積と回復を考慮しながら最適なメニューを作成していく事です。

 

日本の部活やクラブチームの練習は週何回でしょうか?

私の経験だと週に6日あって、1日が休みです。また、グランドを全面使える日や半面のみの日があり、レギュラー組とその他(B,C,D,E..)組で使える時間も練習量も違いました。

スペインは週に3回の練習と週末に1試合で、常に1シーズンを1チーム20人あたりで編成されていて、日本の部活の様に、よく強豪校に存在する1チーム80人以上の様な非効率的ではありません。

 

スペインでは1チーム毎に監督がおり、チームによっては第2監督がいて、フィジカルトレーナーやキーパーコーチなどがついています。

よって、最低でも一人の指導者が面倒をみる選手の数が20人辺りと厳選されており、日本の様にスタメン・ベンチメンバー20人以外の他の選手達が年中公式戦に出られないなんて、余程な事がない限りありません。

 

20人程の選手を1シーズン率いてくので、週間マイクロサイクルの理論が存在すると言ってもいいかもしれません。

あくまでも個人的な経験で、ここ数年で日本も変化しているかもしれないので、そこら辺に関してはご了承して下さい。

 

マイクロサイクルについて以下の様に定義付けられています。

 「トレーニングは、私達が望むプレーを創る為の主な手段である。コンペティションは私たちに方向性を与え、恒久的な再形式化の為、トレーニングをしないといけない」Oliveira, J. (citat per Tamarit, X. 2012)

 

 週間パターンは、次の試合へ準備をしていく事、前に起こったことを考慮する事、そして次の試合の観点を考慮する事であると言われます。

 

週間マイクロサイクルを以下の点に従って計画化します。

 

・試合間の日数に基づいてトレーニングに利用可能な日数回復と獲得

・私達(チーム・指導者・選手達)が作りだすプレープレーモデル

・最後の試合で生産されたサッカーの要素コンペティションの修正

・次の試合でやりたいプレー敵・相手に基づく戦略的側面

 

まとめるとトレーニングに関しては、先週末の試合の内容、次回の対戦相手、選手達の疲労度、モチベーションによって、メニューが作成・調整されていきます。従って、この様な背景が含まれて、週間マイクロサイクルが作成されます。

 

週間メニューには3種類の強度活力(ダイナミズム)があり、パフォーマンスの向上とそれぞれに目的や理論が存在します。

 

それに関しては次回のブログで紹介しようと思います。

 

¡Hasta la próxima!

 

参考文献

Pol, R.; (2011). La preparación ¿Física? en el fútbol. El proceso de entrenamiento desde las ciencias de la complejidad. Barcelona: MC Sports

 Tamarit, X. (2012). ¿Qué es la “Periodización Tàctica”? Vivenciar el <<juego>> para condicionar el Juego. Vigo: MC Sports

Oliveira, B., Amieiro, N., Resende, N., y Barreto, N. (2011). Mourinho: ¿Por qué tantas victorias?. Vigo: MC Sports

Tamarit,X.(2013).PeriodizaciónTàcticaVSPeriodizaciónTàctica.MBF

Apunts màster en alt rendiment en esports col·lectius.

 

*以下に今回の記事内容の一部がこの本に含まれています。フィジカルトレーニングに関する大事な内容が沢山含まれていますが、理解に手こずる事が多々あるので、目的が無ければあまりオススメ出来ません。ですが、モチベが高く学びたいなって方にはオススメです!

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

バルセロナフィジカルトレーニングメソッド [ ラファエル・ポル ]
価格:2484円(税込、送料無料) (2019/3/30時点)

楽天で購入

 

 

#バルセロナ#Barcelona #スペインサッカー#サッカー指導者#サッカー留学#サッカープレーヤー#サッカー選手 

 

スペインサッカーから学ぶフィジカルトレーニングその2 〜6つのストラクチャー〜

 

¡Hola! ¡Muy buenas!

皆さんこんにちは!

 Keigoです。

¡Muy buenas!とは英語でVery good!と直訳して、とても良いね!みたいなニュアンスをスペイン語圏の人たちは挨拶として使います。

スペインに来たての頃は何じゃそりゃ?って、文化や国の違いを直訳した単語から味わいました。

 

フィジカルトレーニングその1が長い記事だったので、読者のアドバイスもあり二分割しました!

 

前回を振り返ると、マイクロサイクル(週間メニュー)を作成するのに当たって、4つの要素が練習メニューを発展させる為に必要になると、説明しました。

・フィジカルトレーニン

・心理学

・テクニック(技術)

・タクティック(戦術)

 

フィジカルトレーニングに当たって、練習メニューを作成していくのに利用される2種類のイデア(アイデア・理想)があります。

 ・生物学的イデア

科学的、分析的な視点を持って4つの要素を効率的に孤立させて、選手とチームに合わせてメニューを作成する。フィジカルまたは条件付きの構成を重視したメニューを作成する。

 ・全体的イデア

全体的に4つの要素を結合させ、練習の過程で相互作用を形成して効率的に行う事。

認知的または戦術的な構成での練習の重視。

 まとめると前者は分析的に4つの要素を孤立させる(フィジカルトレーニング+心理学+テクニック+タクティック)、後者は全体的に4つの要素を結合させる(フィジカルトレーニング÷心理学÷テクニック÷タクティック)。

 

ここで構成と言う単語について、んっ?と思った方達がいらっしゃると思います。これについて少しずつ説明していきます。

英語で言うとストラクチャー(Structure)、スペイン語でEstructuraと構造・構成・組織みたいな意味合いになります。

以下からはストラクチャー(構造)の単語を使用していきます。

 

 セイルーロ(バルセロナの元フィジカルコーチ)以下でストラクチャーについてこう唱えています。

「活力システムとしてのスポーツ選手の判断力は、同時に相互作用し合い、相互依存してストラクチャーを形成すると提案する」(Seirul・lo , 2002)

直訳すると、難しい文章になりますが、相互関係こそが、特殊な環境下と選手が相互関係を作り上げるきっかけになると、サッカー選手のパフォーマンスと発展に基づいて言及しています。

活力システム(ダイナミズムシステム)とは?と思う方がいると思うのでシンプルに説明します。

それは具体的にある目的に到達する為に、相互作用し合う部分の集合体です。

 ちなみにセイルーロに関して、マニアックな方々は知っているかも知れませんが、ヨハンクライフと言う、FCバルセロナで選手・指導者として大活躍した彼の指導者時代の右腕を務めていたフィジカルコーチです。また、ペップ・グアルディオラバルサ黄金期へ多大な影響を与えました。

  ストラクチャーはどんなスポーツ選手にも、以下の6種類が当てはまり、例えで言うとウイイレサッカーゲームの能力値をゲージとして表した様なイメージです。私の学校ではラジオ放送(一人の選手)を聞くために6種類のヘルツを調整して、聞き取るみたいな例えで習いました。

 

 ・認知ストラクチャー

  ・アクションの可能性を識別するために、プレイヤーが環境から受け取る刺激を得て処理する部分である。

  ・コンテクストによって提供される変化に能率かつ効率的に対応できるようにするために、意味のある情報を認識し理解することが必要である。

この能力の長けた選手を例えるとシャビ・エルナンデスみたいなプレーヤーで視野が広く、情報処理能力に長けている様な能力です。

 ・連携・調整(コーディネート)ストラクチャー

  ・思った形の動きの実行をする部分。

  ・同じアクションでの行動の空間と時間(知覚- 行動サイクル)をコントロールされなければならない。

このストラクチャーに関する特徴的な選手を例えると、ジダンの様に思った事を、プレーとして身体で表現する、運動神経の高さを見せつける能力です。

 ・条件付き(コンディション)ストラクチャー

  ・プレーヤーの活動の発達とフィジカル土台となる構造。それらの値はパワー、スピード、持久力に関係している。

エンバペやベイルの様に身体能力や瞬発性が伴った能力です。これに長けている選手達は超人と例えるのもアリかもしれません。

 ・環境関係(ソーシャルアフェクティブ)ストラクチャー

  ・プレーヤーとチーム内の他のメンバーとの間にある関係の構造。

これに長けた選手達はキーパーに多い傾向ですが、元バルサキーパーのピント、元スペイン代表キーパーのぺぺ・レイナの様なプレーの実力もありますが、チームをまとめれるムードメーカーみたいな意味合いを持った能力になります。

 ・感情意思ストラクチャー

  ・プレーヤー自身の個の認識部分

  ・プレーヤーは指導者が提案したメニューに対して何をしようとしているのかを理解しなければならない(感情と感情の重要性)。

置かれた状況の中で監督が何を誘発したいのかを理解する能力です。

 ・クリエイティブ・表現力ストラクチャー

  ・スポーツ活動において自身を投影することを可能にさせる。

 自身のアイデンティティ(独自性)を引き出せる能力みたいな意味合いです。

 

 6つのストラクチャーはそれぞれまとめると、情報処理能力、運動神経、身体能力、心理的な要素、感情意思、クリエイティブさなど、プレーを発展させるに当たって必要なゲージとなります。選手によって長けている部分や欠けている部分があります。大事なことはそれらのストラクチャーを理解して、どんな選手なのかを客観的に見てみるのも改善する為の方法となるかもしれません。

 

 

フィジカルトレーニング第2編はここまでにします。

 

次回をお楽しみにお待ちして下さい。

 

それでは、Hasta pronto!

 

 

参考文献

・Pol, R.; (2011). La preparación ¿Física? en el fútbol. El proceso de entrenamiento desde las ciencias de la complejidad. Barcelona: MC Sports

 

・Tamarit, X. (2012). ¿Qué es la “Periodización Tàctica”? Vivenciar el <<juego>> para condicionar el Juego. Vigo: MC Sports

・Oliveira, B., Amieiro, N., Resende, N., y Barreto, N. (2011). Mourinho: ¿Por qué tantas victorias?. Vigo: MC Sports

・Tamarit,X.(2013).PeriodizaciónTàcticaVSPeriodizaciónTàctica.MBF

Apunts màster en alt rendiment en esports col·lectius.

 

*以下に今回の記事内容の一部がこの本に含まれています。フィジカルトレーニングに関する大事な内容が沢山含まれていますが、理解に手こずる事が多々あるので、目的が無ければあまりオススメ出来ません。ですが、モチベが高く学びたいなって方にはオススメです!

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

バルセロナフィジカルトレーニングメソッド [ ラファエル・ポル ]
価格:2484円(税込、送料無料) (2019/3/30時点)

楽天で購入

 

 

 

#バルセロナ #Barcelona #スペインサッカー #サッカー指導者 #サッカー留学 #サッカープレーヤー #サッカー選手 

スペインサッカーから学ぶフィジカルトレーニングその1 〜序章・イントロダクション〜


 

¡Hola! ¿Cómo estás?

皆さんこんにちは!

Keigoです。

スペイン語で挨拶した¡Hola!(オラ)は英語でHelloと同じ意味で、¿Cómo estás?(コモエスタス)とはHow are you?になります。

むむっ、このフレーズだけ見たら、英語と全く違うように感じますね。ですが、名詞は沢山同じ様な単語が存在します!

これに関しては、また機会があれば記事を作ります。

 

今回から本編にスタートするって感じで、内容はフィジカルトレーニングになります。

なぜ、この内容を説明するかと言うと先週試験があったからです!

ちなみに今回のテーマは長くなるので、数編に分けて記事を書いていこうと思います。

 

もし、今回初めてご覧になる方は、前回の記事 を見ていただけると、ある程度、私の伝えたい内容を理解できると思います。

 

スペインのフィジカルトレーニングとはなんぞや?

これについて結論から言えば、スペインでサッカー指導者ライセンスを持った指導者達は、マイクロサイクルという、一週間の練習メニューを科学的、またはフィジカルトレーニングに関する要素を全体的に取り入れて、作成にあたります。これは育成年代からそう緻密に取り組まれており、日本とは違った形で週間メニューが形成されます。

要は一週間のメニューを、フィジカルトレーニングの視点を取り入れて作成すると言う事です。

 

日本ではフィジカルトレーニングと言えば部分的な意味合いで、走り、筋トレ、メンタル強化、団結精神みたいな、科学的とは裏腹に亀仙人流、鶴山人流みたいに、ドラゴンボールを例えとしますが、誰かの背中を見て、それを自己解釈して取り入れて指導を行なっているのではないかと思います。

全ての部活やクラブチームがそうだとは言えませんが、その様な指導の取り組み方をしている指導者は多いのではないのかと思います。

個人的には、武道に関しては良い部分もあるかも知れませんが、集団でプレーをするスポーツに関して、効率はあまり宜しくのではないのかと思います。

 

私の通っている学校で、フィジカルトレーニングの教科を教えている私の教師 (Pau Estévez Planas) は、カタルーニャサッカー協会(FCF)で教師として働きながら、エスパニョールというクラブチームの高校生年代のフィジカルコーチをしています。

ちなみにエスパニョールといえば、トップチームがスペインの1部リーグ(FCバルセロナレアル・マドリードと同じリーグ)で、また当時中村俊輔選手が1シーズンだけプレーをしていました。

また、私の通っている学校に使われている教材の主な参考文献として、INEFCというバルセロナ都市にあるスポーツ研究機関・国立学校であり、FCバルセロナの育成年代やスペインサッカーに多大な影響を与えている為、教育環境に関して信頼性があります。

 

マイクロサイクルを作成するのに当たって、4つの要素が練習メニューを発展させる為に必要となります。

・フィジカルトレーニン

・心理学

・テクニック(技術)

・タクティック(戦術)

ナルトをご存知の方はイチャイチャタクティカと聞いたら、聞き覚えがあるのでは無いのでしょうか?

そう、ナルトの師匠自来也作で、はたけカカシが愛読している本です。

タクティカ(Táctica)はスペイン語で戦術を意味する単語で、タクティックはその英語版です。

要はイチャイチャ戦術って、意味になるんですね。なるほど。意味深い。。

 

フィジカルトレーニング第1編はここまでにします。

 

次回をお楽しみにお待ちして下さい。

 

Hasta luego!

 

 

参考文献

・Pol, R.; (2011). La preparación ¿Física? en el fútbol. El proceso de entrenamiento desde las ciencias de la complejidad. Barcelona: MC Sports

 ・Tamarit, X. (2012). ¿Qué es la “Periodización Tàctica”? Vivenciar el <<juego>> para condicionar el Juego. Vigo: MC Sports

・Oliveira, B., Amieiro, N., Resende, N., y Barreto, N. (2011). Mourinho: ¿Por qué tantas victorias?. Vigo: MC Sports

・Tamarit,X.(2013).PeriodizaciónTàcticaVSPeriodizaciónTàctica.MBF

Apunts màster en alt rendiment en esports col·lectius.

 

*以下に今回の記事内容の一部がこの本に含まれています。フィジカルトレーニングに関する大事な内容が沢山含まれていますが、理解に手こずる事が多々あるので、目的が無ければあまりオススメ出来ません。ですが、モチベが高く学びたいなって方にはオススメです!

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

バルセロナフィジカルトレーニングメソッド [ ラファエル・ポル ]
価格:2484円(税込、送料無料) (2019/3/30時点)

楽天で購入

 

 

#バルセロナ #Barcelona #スペインサッカー #サッカー指導者 #サッカー留学 #サッカープレーヤー #サッカー選手

 

スペインブログ始動!〜自己紹介と方向性についてザックリ述べます〜

こんにちは!

Keigo と言います。

 

現在、スペイン在住5年目(23歳)で、サッカー関係で生活をする事を目指してバルセロナに在住しています。

 

初めて私を知る方がほとんどなので自己紹介をザッとします!

 

私は小学3年生から中学2年生まで、父親の影響で野球をしていました。

 中学3年生の頃に、自分の意思で本気でやりたかったサッカーを始めました。そのサッカーを始める事に大きな影響を与えたのはクリスティアーノ・ロナウドでした。現在でもサッカー界で数年に渡ってメッシと常に比べられる超大物の選手です。そして、その頃からいつか彼と同じピッチでプレーをしたいと言う夢を持っていました。

 高校は地元の強豪校で3年間サッカーを続けました。プレーをしたい大学へ進学する為、インターハイでサッカー部を引退して、学業を優先して受験をしました。

 

しかし、受験に落ちて、夢に近づきたいと言う願望を持ってスペインの首都マドリードへサッカー留学を決断しました。

 マドリードでは選手として3シーズン(2年半)プレーをして、最終的にプレーをしたカテゴリーはスペイン6部(マドリード州1部)でした。スペイン5部がセミプロなので、少しずつ成長をしてきました。

 

 順調だと思って続けていたのですが、3シーズン目の最終戦でサッカーの知識の無さを味わって、スペインサッカーを勉強しにバルセロナへ移住を決断しました。

 バルセロナを選んだ理由はバルササッカーを作り上げ、スペインサッカーへ影響をもたらした、ヨハンクライフの真髄を勉強したかったからです。

 バルセロナへ住んでから数ヶ月後に指導者ライセンスの1級(3級が最上級)の取得を目指して、同時にスペイン3部(プロリーグ)の育成チームで第二監督として1シーズン指導をしました。

 1級の期間は9月から1月の間の5ヶ月間で18教科を全て合格しないといけません。試験では5割取れないと、不合格になります。1月に再試験があり、再びそれに落ちると翌年に落ちた教科の履修をしないといけません。

 私はその期間で4教科を不合格にして、翌シーズンにもう一度取得を目指す事になりました。。

 

そして、今年の1月に全て合格をして、1級を晴れて取得しました。

 2級の期間は2月から6月まであり、内容は1級と同じであります。

 今シーズンはプレーの復帰を目指しながら、指導者ライセンスの勉強に負担をかけないように両立しています。

 ライセンスに関しては3級(スペイン指導者最高級)を最終的に目指しています。2級を受かったら、翌シーズンに1シーズンの間、第一監督として指導をしないといけません。そして、そのシーズンを終えたら、3級の授業を受けられる資格が与えられます。

 3級を取得する為には1年間を通しての単位を得る事、取得期間に指導をする事、論文をA4紙に60ページ分を書き上げることが必須となります。

 

また私の収入源としては、現地で日本語をスペイン人にレッスン、ソーシング系の仕事で観光記事を作る事、通訳、翻訳などをして生計を立てています。

 

ブログの方針として、主に伝えていきたい事はスペインサッカーについてです。現在は指導者学校で勉強をしているので、アウトプット活用をして、そこで勉強した事を投稿していくつもりです。

 

また、時間に余裕があれば、スペインの文化や歴史、ちょっとしたスペイン語レッスンなどをしていきたいと思っています。

 

ブログ活動は初めてで不慣れですが、皆さんへ共有していきたい気持ちがあります。

 

 

それでは、これから宜しくお願いします!!

 

 

#バルセロナ #Barcelona #スペインサッカー #サッカー指導者 #サッカー留学 #サッカープレーヤー #サッカー選手